コーディネートの基本

コーディネートの基本【2019年版】

 今回の記事では、初心者~中級者までで覚えておくべきメンズコーディネートの基本を項目別にをまとめる。

 

 

0.大前提

1つ1つのアイテムで見るのでなく、1つのコーディネートで1つの塊としてみる事が重要。要は「木を見て森を見ず」状態にならない様に。

0.1 主役アイテムとわき役アイテムを把握する

「色」「デザイン」「形」「柄」が普通(シンプル)から逸脱するほど主役級になる。

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「色」なら明るくなるほど主役級になり、「柄」なら大きくなるほど主役級になり、「デザイン」ならチャック・ポケット・プリント・刺繍などが増えるほど主役級になり、「形」なら普通から(細すぎ・太すぎ)遠ざかるほど主役級になる。

カーゴパンツやチェックシャツなどは、殆どの場合アイテムそのものが主役級になる

 

0.2 コーディネートの主役級は1つまで

これが守れないと、ぐちゃぐちゃに崩壊したファッションになってしまう。

基本中の基本として「柄×柄」「派手色×派手色」「極端な形」「ゴテゴテデザイン×ゴテゴテデザイン」などは絶対に避けるべき。

主役級のアイテムをコーディネートの中に1つでも含めたなら、他のアイテムは全てわき役で構成するようにすることが重要。

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※無理に主役アイテムを使う必要はなく、シンプルなわき役のみの構成でもOK。

 

0.3 主役を一つ決めたら、わき役は主役に合わせる

例えば、このコーディーネートなら四角で囲んだの「ベージュのスウィングトップ」が主役。

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 このスウィングトップは別に主役級と言うほど派手ではないが、1つ主役アイテムを決めて、その主役に他のアイテムを合わせていくのが基本のコーディネートだ。

そもそもスウィングトップが嫌いという人もいるだろうが、一つの完成形として紹介。この後紹介していくが言語化すると、色々と計算がされている。

1つポイントを紹介しておくと、これらを絞れば絞るほど失敗しにくい

【小物類】・・・マフラー、帽子、眼鏡、サングラス、腕時計

【アクセサリー類】・・・ネックレス、ピアス、アンクレット、ブレスレット

【通常のアイテム類】・・・シャツ、、Tシャツ、、コート

 

0.4 引き算を覚える

コーディネートのミスで多いのは、「まとまりがない」「色々と足しすぎ」というパターン。(紹介ほど足して、上級者ほど引く。)

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まずは、こんな感じの鉄板コーデを覚えるべきで、色々と足していくのは、鉄板コーデをマスターした後にすべき。とにかく、シンプルにシンプルにシンプルに…引いて引いて引いて…がいい。

その他の鉄板コーデはこちら↓

ファッション初心者が絶対に買うべきアイテム17選 【2019年版】 - コーディネートの基本

 

1.アイテム選び

そもそもここで間違えてしまっていたら、コーディネート所ではなくなるので、まずはここから。

1.1 アイテム選びの基準

基準は至って簡単。「無駄な柄やデザインをすべて取っ払って、シンプルに徹する」

要するに、先ほど説明した「わき役アイテム」を揃えろという事で、ハッキリ言ってしまえば、初心者であればあるほど主役級アイテムは必要ない。(単に主役級アイテムは扱いが難しいため)

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仮に主役級アイテムを買うとしても、所持する全体の比率として

「主役級アイテム 2:8わき役アイテム」くらいに留めるべきで、これ以上主役級アイテムの比率を増やすとコーディネートが組みづらくなるだけ。

 

1.2 そもそものNGアイテム

まずこういう類のアイテムは、失礼ながらどうあがいても失敗する。

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その他にも、初心者なら避けた方が無難なアイテムは、

テーラードジャケット」「スウェットパンツ」「 ライン入りパンツ」「カーゴパンツ」「ワイドパンツ」「極端なスキニーパンツ」「タンクトップ」「オーバーオール」「アクセサリー全般」「The運動靴」「クロックス」「トンガリ靴」…etc

テーラードやワイドパンツについては詳しく書いたので、そちらを参照。(他のアイテムにもそれぞれ理由はある)

とにかく「柄物」「派手な色」「派手なデザイン」「極端なシルエット」等のアイテムは、初心者なら全般控えたほうが良く、ジャストサイズの「無地アイテム」に徹底すべき!(柄物一部のみ認めると線引きが難しい)

 

1.3 どこで買えばいいか

あまりお金をかけたくないならユニクロがオススメで、理由は以下の通り。(「ユニクロU」や「デザイナーズコラボ商品」ではない)

  • 「無駄のないシンプルなデザイン」
  • 「派手色アイテムが存在しない」
  • 「極端なシルエットのアイテムが存在しない」
  • 「柄物アイテムが少なめ」
  • 「値段に対して質が良いのでコスパ抜群」
  • 「店の展開が多いので、コンビニ感覚で行ける」
  • 「コンビニ感覚でいけるので、実際手に取って試着してから買える」
  • 「店員さんからは声をかけてこない」

他のファストファッションブランドも物によってはオススメ。

もう少しお金をかけれるのなら、大手セレクトショップの「ユナイテッドアローズ」「エディフィス」などもオススメ。

 さらにお金を出せるなら「パンツ」なら【パンツ専門ブランド】革靴なら【革靴専業ブランド】など「餅は餅屋的」な考え方がオススメ。

1.4 おすすめのアイテム

【アウター】・・・短丈系のアウター(Gジャン・ブルゾン・ライダーズジャケットなど)

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理由は、安くてもそれなりに見えるアイテムが多いからで、当然丈が伸びるほど生地の分量が増えるので高くなる。(主役になりやすい)

 

【インナー】・・・白シャツ・サックスブルーシャツ・クルーネックニット・Tシャツ

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理由は、最も合わせやすいから(チェックシャツは主役級のため優先度は下がる)

 

【パンツ】・・・綿パン・チノパン(暗めの色)・ブルージーンズ・インディゴジーンズ

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理由は、パンツに暗い色を置く方がコーディネートがまとまるから(ジーンズを除けば、明るい色より暗めの色から集めるほうがいい)

 

【靴】・・・スニーカー・革靴系・スリッポン系

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理由は、これらを持っておくとコーディネートの幅が広がるから(まずはスニーカーからでOK)

 

2.色使い

コーディネートにおける色使いはどちらかと言うと「+α」の部分。完璧にできれば、それに越したことはないが、まずは壊滅的にさえならなければそれでOK。

2.1 無彩色と有彩色

「白・黒・グレー」は「無彩色」といい、合わせる色を選ばない。

「赤・青・黄」など「無彩色以外」を「有彩色」といい、色ごとの相性が異なる。

つまり、無彩色の(白・黒・グレー)を基本色としてコーディネートの中心に据えると、「色」での失敗はあり得ない。

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早い話がこの「白T」「黒パン」「黒スニーカー」にどんなアウターやシャツを持ってこようが、それなりに纏まるという事。

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2.2 1コーデに使う色は3色まで(+α)

【アウター】【インナー】【パンツ】【靴】【その他(鞄・小物)】の全て、つまり1コーディネートで使ってもいい色は、3色までに抑える事がまとまりを生むコツ。※正し無彩色は含めない

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例えば、このコーディーネートなら「茶」「グレー」「白」だが、白・グレーは無彩色で含まなくてもいいので、1色しか使っていないという事。(これなら何色の鞄を持ってきてもいいし、少しの小物を加えても、纏まり保たれる)

因みに、このコーディーネートの主役は【アウター】で、色数を絞るために【靴】の色を合わせた。

 

2.3 柄は1つまで

初心者であれば、初めは無地に統一するのが望ましいが「ストライプ(縦じま)」「ボーダー(横縞)」「チェック(格子)」「カモフラージュ(迷彩)」などを使いたいなら、必ず1コーディネートに1つの柄までにする事。

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こんなコーディネートは絶対にNGで、「柄」を2種以上使った時点で相当な上級者でない限りでNG。

 

2.4 おすすめの8色

  1. 「白」
  2. 「黒」
  3. 「グレー」
  4. 「ネイビー」
  5. 「ブルー(デニム色含む)」
  6. サックスブルー(水色)」
  7. 「茶」
  8. 「ベージュ」

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※色のトーンはこの画像そっくりの必要はなく、あくまで参考として。

色数を絞るなら、そもそも購入するアイテムの色を絞ればいいという考えで、この8色をおすすめする。

この8色は「無彩色」と「メンズの基本色」に、ベージュを加えた色数で、この8色さえあれば殆どの応用は効くからだ。

よくよく考えればわかると思うが、「赤」「黄」「緑」などのアイテムは殆ど見かけないし、この8色以外の色を買ってしまうとコーディネートが難しくなるだけ。

※例外として「カーキ(土埃色)」と「ボルドー(えんじ)」はOK

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(一番右のみボルドー、他全てカーキ)

 

2.5 8色を使った相性

鉄板

「白×ネイビー」「白×デニムブルー」「白×サックス」「白×ベージュ」「黒×グレー」「黒×ベージュ」「グレー×ネイビー」「ネイビー×茶」「ネイビー×デニムブルー」「デニムブルー×茶」「デニムブルー×サックス」「サックス×ベージュ」

まあまあオススメ

「白×黒」「白×グレー」「白×茶」「黒×デニムブルー」「黒×サックス」「グレー×デニムブルー」「グレー×茶」「グレー×サックス」「グレー×ベージュ」「ネイビー×サックス」「ネイビー×ベージュ」「デニムブルー×ベージュ」「茶×サックス」「茶×ベージュ」

あんまりオススメしない

「黒×ネイビー」「黒×茶」

NG

「白×白」「デニムブルー×デニムブルー」「黒×黒×黒」

 

「黒×茶」「黒×ネイビー」がなぜあんまりオススメできないかというと、この組み合わせはファッション的にタブーだから。(最近ではOK的な感じもあるが、あまりオススメはしない)

「白×白」「黒×黒×黒」「デニムブルー×デニムブルー」は単純にハードルが高いだけでなく、日本的にタブーな風潮が強いため。

 

2.6 色の組合わせの基本

8色以外を使う場合の簡単な色合わせの方法を教えると、「森羅万象に存在する【物】や【生き物】の色で考える」方法がある。

これでは意味が分からないと思うので解説する。実際に「木」「空」「生き物」の色を連想すると、

木なら「緑」×「茶」

空なら「青」×「白(グレー)」

キリンなら「黄」×「茶」

つまり、実在する万物の色の組み合わせを考え、実在する色の組み合わせならOKという事。(なるべくすぐに浮かぶ組み合わせがいい。)

しかし逆に、

「緑」×「青」

「紫」×「緑」

などは色の組み合わせが思い当たらないのでNG。(×なら「サツマイモ」が浮かぶのでOK)

何故この方法で色合わせがOK・NGが判断できるかというと、人は見慣れた色の組み合わせなら違和感を示さず、見慣れない色の組み合わせに抵抗感や違和感を示すから。

 

2.7 春夏は明るい色・秋冬は暗い色(+α)

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基本的な考えとしては、春夏に近づくほど↓に向かい、秋冬に近づくほど↑に向かうイメージ。

 

そのほかの季節特有カラー

春・・・パステルカラー(桜色)

夏・・・海っぽいカラー(サックス・白・ライトブルー)

秋・・・紅葉や栗・芋系カラー(ボルドー・茶・ダークベージュ・マスタード

冬・・・ダークカラー(チャコールグレー・ダークネイビー・黒)

その季節を象徴する色はグッと季節感を出せるのでオススメ。※冬は「雪」もあるので白も悪くはない。 

 

2.8 自分に似合う色とは

パーソナルカラーなるものが存在するために、こういう事を考える人が増えた気がするが、あまり気にしなくていい。

何故なら先ほどチラッと触れたように、「似合う・似合わない」=「見慣れているか・見慣れていないか」or「好きか・嫌いか」だからだ。

例えば、「デニムブルー」は殆ど全ての色に合う万能カラーだが、色彩理論的に言えば別に万能なカラーでも何でもない。これは正に見慣れているから違和感を感じないだけの事。

そして、自分が嫌いな色を相手が着ていた場合、無意識な拒否反応がでるので「似合わない」という言葉に置き換えるられるだけ。

因みに、先ほどのオススメ8色でブルー系が多いのも、これらの考えを加味した上での事。潜在意識の中にある「青系=男色 赤系=女色」というイメージを利用して、「違和感」や「ヘイト感情」を示しにくくするため。

 

3.サイズ感

コーディネートにおける最重要項目だが、細かいアイテム毎のサイズ感を書き出すとキリがなくなるし、好みの問題も出てくるので、さらっとしか書かない。

3.1 3つの基本シルエット

【 Yライン】・・・上半身にボリュームがあり、下半身は細身

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【Ⅰライン】・・・上半身・下半身ともに細身

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【Aライン】・・・上半身は細身で、下半身にボリュームがある

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とまあこんな感じで、それぞれ「Y」「I」「A」の字に見える事が名前の由来だが、実際こんな事は特に覚えなくても良い。

これらは、説明しやすいように誰かが作り出しただけで、コーディネートを組む際に「Yライン」「Ⅰライン」「Aライン」なんて考えた事がない。

覚えておくのは、「ジャストサイズで着る」という事だけ。※一応言っておくと、この3シルエットの中でAだけはワイドパンツを使用するのでオススメしない

 

3.2 見るべき重要ポイント

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いつか以来のご登場ザ・ジャストサイズ兄さん。重要ポイントは以下の5点。

1.肩がしかっりはまっているか

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2.袖が長すぎたり短すぎたりしないか

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3.着丈はズボンのチャック半分隠れる程度か

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4.ズボンが細すぎたり太すぎたりせず、赤線が真っ直ぐストンとおりているか

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5.裾は長すぎないか

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ジャストサイズが分からない人は、この人のサイズ感を目指すといい。(パンツの細さや、丈感もこのくらいが一番万人に受け入れられやすいく、アイテムも全てユニクロなので、簡単に真似できるコーディネート。)

この5点だけさえ守れれば、万事OK

理由は簡単。ここがあっているなら、それが貴方にとってのジャストサイズだから。

3.3 パンツの名称(丈)

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サイズ表記はこの画像の通りなので、覚えておいて損はない。

 

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左から「スキニー」「スリム」「ストレート」「テーパード」「ワイド」。これらもよく登場するシルエットなので覚えておいて損はない。※ブランドごとに細さは異なる。

オススメは、テーパードとストレートのみ。

 

3.4 トップスの名称(丈)

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これも基本のサイズ表の見方なので、ネットショップで購入する際は覚えておくと便利。(自分のサイズ感を覚えておく必要あり)

 

4.ドレスアイテムとカジュアルアイテム

ここでいう「ドレス」は、女性が着るドレスでなく、フォーマルという意味。※以下すべてドレスで統一。

4.1 ドレスアイテムカジュアルアイテム分布

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ドレスアイテム

「 チェスターコート」「スーツ」「テーラードジャケット」「ベスト」「シャツ」「ネクタイ」「細革ベルト」「スラックス」「革靴」「ホーズソックス」「ブリーフケース」

中間アイテム

「ステンカラーコート」「トレンチコート」「セーター」「チノパンツ」「カーディガン」

カジュアルアイテム
「ダウン」「レザージャケット」「パーカー」「Tシャツ」「革以外のベルト」「ジーンズ」「スニーカー」「くるぶしソックス」「リュック」

 

基本的な考えとして、スーツスタイルに近づくほどドレス(フォーマル)になり、スーツスタイルから遠ざかるほど、カジュアルになる。

そして、基本は「ドレスアイテム」と「カジュアルアイテム」を合わせるのはNGという事は覚えておくべき。

「ドレスアイテム」には「ドレスアイテム」を、「カジュアルアイテム」には「カジュアルアイテム」を合わせるのが基本中の基本。

要するに、グラフの横関係で近い所ほど似合いやすく、遠ざかるほど似合いにくいから合わせるのはNGという事。

 

基本NG

テーラード」×「Tシャツ」
「チェスターコート」×「ジーンズ」
「パーカー」×「スラックス」

OK

テーラード」×「スラックス」
「パーカー」×「ジーンズ」

まあOK

テーラード」×「チノパン」
「セーター」×「ジーンズ」

 

ここからは少し応用になるので、覚えるのが面倒臭いという人は、基本のを守っておけばOK。

 

4.2 素材で異なるドレスカジュアル

小物やバッグで、最もドレスな素材は「革素材(牛革)」で、「表革(スムースレザー)」が最もドレスに近くなる。(スムースレザー≻ヌバック≻スウェード

要するにカジュアル・フォーマルの違いは「革素材」か「それ以外」か。(「スムースレザー」か「それ以外」か、「牛革」か「それ以外」か)

このベルトなら左が最もドレスで、右が最もカジュアル。(先ほどのグラフで確認すれば大体のドレス度が分かる※メッシュベルトはリボンベルトと書いてある)

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リュックなんかでも同じで「革のリュック」の方がよりドレスで、「それ以外のキャンバス地のリュック」の方がよりカジュアル。(黒革リュックなら、グラフ中間からやや左に位置する)

※スーツにリュックの通勤スタイルが増えてきているが、仮にスーツに合わせるにしても「黒革のリュック一択」でそれ以外は論外

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腕時計のベルトも「鉄製時計ベルト」より、「革製時計ベルト」の方がドレスなので「鉄製」の方がドレスと思っている人は間違い。(左からドレスな順。因みに「鉄製(ステンレス含む)ベルト」はグラフ中央に位置するので、ビジネス・カジュアル兼用使い可能)

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スニーカーでも同じく、左の「革スニーカー」の方がドレスで、右の「キャンバススニーカー」の方がカジュアル。(右のスニーカーもデザイン的な事を考えれば、スニーカーの中ではドレスな方。)

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ついでに言っておくと、同じ「牛革」でも左の表面がよりツルツルに近いものがよりドレスになる。

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シャツは、左から順にドレスな順で、グラフ水色で示した通り「ポプリンシャツ」は最もフォーマルに属するのに対し、「ダンガリ―シャツ」は最もカジュアルに属するほどの差がある。「オックスフォードシャツ」は中間に位置するので、ビジネスカジュアル兼用使い可能。

(左 ポプリン 中 オックスフォード 右 ダンガリー)

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要するに、洋服系以外は【革素材】が最もドレス。中でも表面が「ツルツル光沢系」が最もドレスで、表面が「ザラザラマット系」はカジュアルになるという事。

※シャツにおいても表面が「ツルツル光沢系」がドレスで、「ザラザラマット系」がカジュアルという考えは変わらない。

 

4.3 編み方で異なるドレスカジュアル

ニットは、編み目が細かく遠目から見れば無地に見えるほどドレスで、編み目が粗く遠目からでも編み目が確認できるほどカジュアル。

「ハイゲージ(細かい)」「ミドルゲージ(中間)」「ローゲージ(粗い)」の順番でドレスな順番。

(左 ローゲージ 右 ミドルゲージ)

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この考え方はニット(編み物)だけに留まらず、全ての「織物*1」においても言える事で、細い糸を使った目の細かい表面がスムース(平ら)な物ほどドレスになる。

 

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番手の番号が小さい=糸が太く、カジュアルで丈夫なもの。

番手の番号が大きい=糸が細く、ドレスで繊細なもの。

  • ドレスシャツ・・・80番手~120番手程度
  • カジュアルシャツ・・・40番手~80番手程度
  • チノパンツ・・・10番手~30番手程度
  • ジーンズ・・・8番手~30番手程度

ジーンズがカジュアルな理由の一つとして、太い糸を使用する事が挙げられる。

しかし、耐久性を求めれば糸は太いものを使用するのが必然で、番手番号が高ければ、上品・ドレスになる反面もろくなるので高ければいい訳ではない。

※oz(オンス)やSUPER’s(スーパー)は番手とはまた別次元の話。

 

4.4 襟型で異なるドレスカジュアル

左から順にドレスな順。(今回紹介した襟型は半分にも満たない)

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 左二つは、同等のドレス度で、中二つは少しカジュアルになり、右二つはかなりカジュアルな襟型になる。

仮にグラフで示すなら、「セミワイド・レギュラー」は最も右に位置し、「ワイド・ホリゾンタル」は中央やや右に位置し、ボタンダウン」は中央に位置し、「スタンドカラー」なら中央やや左に位置する。

 

ニットは、左から順にドレスな順。

(左 タートルネック 中 Vネック 右 クルーネック)

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全て「ハイゲージニット」なのでそれなりにフォーマルなニットといえるが、襟型という点だけで見れば、「クルーネック」がずば抜けてカジュアルな襟型。※Tシャツにおいては「Vネック」「クルーネック」でそれほど差はない

因みに「襟付き」と「襟なし」では、襟付きのほうがフォーマルで、Tシャツよりポロシャツの方がフォーマルなのはこのため。

 

4.5 アイテムそのもので異なるドレスカジュアル

4.1でも示したように、アイテムそのものでドレス・カジュアルが決まるのは、殆どが起源によるもの。

  • ジーンズ・・・鉱夫の作業着
  • スニーカー・・・陸上用スパイク
  • スーツ・・・貴族がラウンジで寛ぐ
  • トレンチコート・・・軍物
  • レザージャケット・・・バイク乗り用

要するに、

  • カジュアルアイテム・・・「軍物」「スポーツ用」「労働用」などが起源
  • ドレスアイテム・・・「貴族」「王室」などが起源

全ての「ファッションアイテム」は目的ありきで誕生しているので、その由来に基づいてドレス・カジュアルが決まるのは当然の道理。

※期限が古すぎて分からないものや、定かでないものも多い。

 

4.6 アイテムの生地の面積で異なるドレスカジュアル

ドレスカジュアルの基本的な考えとして生地の面積(分量)が多いほどドレスになる。(先ほどのタートルネックが最もドレスなのもこの考えに基づくもの)

 

他の例で挙げるなら、テーラードジャケットで「シングルブレスト」より「ダブルブレスト」の方がドレスなのはこの考えに基づくもので、「2ピーススーツ」より「3ピーススーツ(ベスト付き)」の方がドレスなのもこの考えに基づくものだ。

左からドレスな順。

(左 ダブル2ピース 中 シングル3ピース 右 シングル2ピース)

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つまり、ジャケットやコートの丈も長い方がフォーマルで、短い方がカジュアルという事。

 

4.7 色で異なるドレスカジュアル

ドレスな順に、

「革製品」・・・「黒」「茶」「それ以外の色」※黒≻≻≻≻茶くらいの差がある。

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「スーツ」・・・「黒」「ダークネイビー」「ダークグレイ」「ネイビー」「グレイ」(通常使用はここまで)「ライトブルー」「ライトグレー」「ブラウン」「ベージュ」

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「シャツ」・・・「白」「サックスブルー」(通常時用はここまで)「ライトピンク」

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他は特に【色】でドレスかカジュアルか分かれる事は殆どないが、あえて言うなら「暗い色」の方が「明るい色」よりドレス。

 

4.8 デザインで異なるドレスカジュアル

細かいディティールによって変化するドレスカジュアルは、言い出せばキリがないので、大まかに紹介する。

「柄」・・・「無地」「ストライプ」「チェック」「その他柄もの」

左から⇉にドレスな順。

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同じ柄物でも、柄の主張が大きくなるほどカジュアル仕様になり、柄の主張が小さい(無地に近い)ほどドレスになる。

因みに、左上から3番目まではビジネスで使えるシャツで、スーツやジャケパンスタイルに使い、4番5番は職場によってはOKなシャツで、最後の三つはカジュアル仕様(特に最後2枚は)

 

コートなら、左からドレスな順。

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1番目はチェスターコート自体がドレスアイテムだから。2番目と3番目の差はコートのボタンが見えないデザインの方がドレスだから。3番目と4番目は殆ど一緒。一番右は柄が大きいためカジュアル。

因みに、左4つはスーツの上から着てもOKで、3番目と4番目はそれなりにカジュアルアイテムにも合うし、一番右は殆どカジュアル仕様のコート。

 

ジーンズなら、左からドレスな順。

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1番目は殆どスラックス仕様のジーンズなのでかなりドレス度が高く、2番目もジーンズにしてはドレスな方。3番目と4番目も通常ののジーンズと比較すれば、余計なダメージも少ない分ドレス度は高い。

 

4.9 その他

左から順にドレスな順。

(左から ストレートチップ プレーントゥ Wチップ Uチップ ローファー)

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重要な事は、「ストレートチップ」はカジュアルシーンには使えないという事と、「Uチップ」はかなりカジュアルな靴であるという事だ。(グラフで示してあるので確認すればどれくらいのドレス度かわかる。)

革靴に関しては、しっかりとルールがあるので詳しく知りたければこちら↓

「絶対に貴方の知らない靴があります!」革靴全25種を一挙紹介【永久保存版】 - コーディネートの基本

 

5.季節感

意識できると1ランク上を目指せるが、それほど意識はしなくてもいい。しかし、秋冬物にサンダルなどの壊滅的な季節感はやめよう。

5.1 最低限の季節感の生地を覚えよう

よく使われる生地の季節別

【春夏】・・・リネン、シアサッカー、トロピカル、鹿の子、パイル

【秋冬】・・・フランネルコーデュロイ、ベルベット、メルトン、ツイード

【オ―スシーズン】・・・ポプリン、オックスフォード、シャンブレー、ダンガリー、デニム、チノクロスギャバジン、キャンバス

基本的に「さらさら生地」は春夏用で、「毛羽立った生地」は秋冬用。

自分の持っている洋服のお手軽判別方法は、「平織り=春夏用 綾織り=秋冬用」

(左 平織り 右 綾織り)

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5.2 素材感を統一(+α)

「同じ素材」があるなら「同じ素材」を合わせると統一感がでる。

なければ、ザラザラ系にはザラザラ系を、ツルツル系にはツルツル系を合わせると、統一感が出るので、オススメ。(質感が似ていればOK)

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他の合いやすい例

  • 「ニット」×「スウェード
  • 「麻シャツ」×「メッシュ系」
  • 「化学繊維(光沢ツルツル)」×「革系(光沢ツルツル)」

 

 

 

足りない部分は加筆し、見にくい点があれば直します。

 

 

ではこの辺で

*1:革やニット(編み物)を除く、殆どの洋服は織物から作られる