コーディネートの基本

脱ファッション初心者 ① アイテム選び【2019年版】

今回の記事では、ファッション初心者がこれから買うアイテムで注意すべきことや実際に初心者にオススメのアイテムについて書いていく。

 

 

初めに

まずファッション初心者がダサくなっているポイントは大まかに言えば、

  • アイテム選び
  • サイズ感
  • 色使い
  • コーディネート知識

の4つだ。

 

細かい事を言えばまだまだ存在するが、たいていこの3つが当てはまる事が多い。

だから今回は、そもそもアイテムを買う段階で間違っていては話にならないのでアイテム選びについて書いていく。

また、サイズ感や色使いについては別の記事で詳しく書いていくので今回は「サイズ感」「色使い」については考えない。

 

アイテム選び

ファッション初心者がやりがちな失敗の一つとして、柄物にある。

これは派手な柄を選ぶなという事でなく、もう柄物全般禁止という事だ!

「全部禁止なんてあんまりだ!」と思うかもしれないが、これくらいはOKとか、こういうのならOKとかのギリギリ匙加減が初心者には分からないと思う。

とにかく初心者に多い失敗の一つとして「ファッションについてあまり考えたことがない」または「ファッションの事など何もわかっていない」な状態にも関わらず、少しの個性を出そうとしてダサい柄やダサいデザインに手を出してしまう事が多い。

また単品で主張の強いアイテムは、他の主張の強いアイテムと合わせるとしつこすぎるのだが、コーディネートのコツが分からないうちに所有すると大事故になりかねない。

だから、ここで逆転の発想を働かせる。

変な柄やデザインの物を選んでしまうから、悪目立ちしてしまうわけで、すべて無地に要は無個性に徹することで、特にお洒落でもないがダサくもないファッションが出来上がる。

まずは「ダサい状態」から脱却することが重要で、個性を出そうとするのはファッションについて分かってきてからでいい。

初心者やダサい人というのは、例えるなら足し算も掛け算もおろそかなうちに因数分解微分積分やっているようなものだから成功するはずがない。

つまり「アイテムはすべて無地にしろ!そして、余計なデザインは全て省けという事だ!!」

言い換えると「極減のシンプルに徹しろという事だ!」

 

 主張の強いアイテムというのは、

  • 柄物全般または一部柄があしらわれたもの(ドット、チェック、ペイズリ―…)
  • プリントのあるもの(キャラクターや文字…)
  • デニム等に見られる過度な加工
  • 無駄なデザイン

主にこの4つだ!

次に実際の画像でどこがどういう風にダメなのか解説していく。

 

ココがダメを画像で解説

具体的にどんなものがダメだが まずはこの画像を見てくれ。

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↑の画像で何がいけないかというと、

  1. 不必要なチャック
  2. 金具と出っ張ったボタンの留め方
  3. 肩部分のデザイン
  4. この部分のチャック

この4つは必要ない。

少し大袈裟にかもしれないが、極力シンプルにするとはそういう事だ。(決してこのジャケットそのものを批判するわけではない。)

誠に勝手ながら修正させてもらうと…

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こうなる。

どこかは残しても良かったかもしれない。しかし、必要のない装飾が施されたデザインのものを初心者が選ぶと、ダサいものを選んでしまいがちなので、これぐらいシンプルなものがいい。

次にこのシャツに注目して欲しい。

 

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↑の画像で何がいけないかというと、

  1. ポケットの片方が紺色
  2. 英字の刺繍
  3. ブランドのタグ

この3つは必要ない。勝手ながら修正させてもらえば…

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こうなる。(ちょっと修正が雑い…)

しかしこれは分かりにくいがストライプが入っているので、柄物禁止のルールに従ってやめておこう。よく似た無地の青いシャツならOK。

 

次にこの画像だ。

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↑の画像で何がいけないかというと、

  1. パイピングでチェック柄があしらわれている
  2. ボタンの色が一つだけ違う

この二つは必要ない。

欲を言えば、このシャツのポケットは少し浮いているのでいらないし、ボタンも全部白に統一するともっとシンプルなものになる。(ポケットの存在は光の加減で確認しにくいが…)

さっきの指摘点に注目し、再び失礼ながら少し修正を加えると…

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こうなる。

実際かなりシンプルになり、ボタンの色も白に統一したことで、より清潔な印象になった事がわかるだろう。こういうシャツがOK。

 

次にこのズボンの画像

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↑の画像のジーンズ全体に加工が施されており、稲妻のような柄っぽくなっているのが確認できるだろう。

普段から着用してできる履きジワや自然な加工ならまだしも、これだとかなり主張が強すぎる。

ついでに言うと、黒いジーンズに白い糸で縫われてるのも、少し目立つ主のでジーンズと同色の糸で失礼ながら修正。

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これで結構シンプルなものになった。(完璧な修正は不可能だった…)

因みにジーンズというのはそれ自体で主張がそれなりに強いから、あまり加工やダメージが入ってないものを選ぶといい。ワッペンとか貼ってあるジーンズも初心者はやめといた方が良い。

 

初心者NGアイテム集

ここからは、実際に2019年現在の流行りも踏まえて、流行ってはいるけど初心者はやめた方が良いアイテム。ともはやこんな人はいないかもしれないがやめた方が良いアイテムを紹介していく。

 

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左上から順に

1.スウェットパンツ 

私服にスウェットを合わせるようなスポーティーな着こなしが、増えてきていて流行りともいえるが、初心者が手を出すとズボンだけ寝たときのまま着替えてないだけに見えるだけだからNG。

2.ライン入りパンツ

初心者は無地にしなさい!因みに確認しにくいかもしれないが、この画像のようなシャリシャリ感のあるウィンドブレーカーの様な生地感のズボンも避けた方が良い。

 3.カーゴパンツ

まず迷彩柄がNG。何かとポケットがいっぱいついていて便利に見える事からカーゴが好きな人が多いと思うが、初心者の内はごちゃごちゃしてるからNG。

4.スラックス

ウールパンツとかクラシックパンツとかトラウザースっていう人もいるが、全部同じと思ってOK。要はスーツの下に履くようなパンツの事だが初心者は、ほんの少しハードルが上がるのでNG。

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5.タンクトップ

シャツを羽織るならまだしも単品は少しキツイ。また女子ウケを狙うにしてもNG。

6.サロペット

オーバーオールともオールインワンともいう。ともかくこのタイプは初心者じゃなくてもマリオに見られる事が多い。

7.ネックレス

実はかなり難易度が高いうえに、そもそも嫌いな人も多数いるのでNG。

8.ブレスレット

これもかなり難易度が高い。ミサンガとかも同じくNG。

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9.安全靴?

おじいちゃんやおばあちゃんが履く靴だからNG。

10.クロックス系

このタイプベランダとかを履くのはベランダまでで私服に履くのはNG。

11.運動靴

よく似た靴でダッドスニーカーといいハイブランドでもプロデュースされており、そちらは流行っているがそれも含めNG。

12.トンガリ

ロングノースのシングルモンクストラップといえば、ごまかせるかもしれないがやはり無理だろう。革靴としてもつま先が剃りあがったら、どんな高級靴でも形無しと言われているのに初めから剃りあがったデザインとは…

 

他にもズボンだけでも、ジョッパーズとかフレアパンツとかワイドパンツとかサルエルパンツとか…(これらは一部か全体的に太めのパンツ)色々とあるが、挙げだしたら本当にきりがない。

アクセサリーとか小物でOKなのは、「腕時計」「マフラー」「ベルト」ぐらい。

「腕時計」「マフラー」「ベルト」もアクセントにするような存在感のある物はやめた方が良い。

ダメな例 

  • 有名ブランドのロゴ盛沢山マフラー
  • カラフルなアナログの腕時計(Gショックとか)
  • 穴あきまくりのどこでも調節できるベルト
  • ブランドのデカロゴベルト  

他のアクセサリーや小物は全部センスが必要になってくるし、アイテムってのは足せば足すほど、まとめるのが難しいから、ストールとか帽子とかアンクレットとか…お洒落のための装飾としてつけるのはプラスアルファの物は、初心者の内はぜーんぶやめた方が良い。

もう引いて引いて引いて引いて…極力シンプルなアイテム選びやコーディネートをする必要がある。

 次に実際のオススメアイテムをあげていく。

初心者にオススメアイテム集

「実際にどこで買えばいい?」というのもあると思うから、2019年2月時点のユニクロオンラインストアから選択。なので冬ってことも加味してのラインナップになった。

また、勧めたいのにモデルが映り込んでいたり、時期的になかった商品や単純にユニクロだけでは探しきれなかった部分もあるので、今回はユニクロセレクション的なノリでみてほしい。

例によって左から順に紹介ていく。

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1.Gジャン 

アウターには少しばかり金をかけた方がいいが、Gジャンは高いものと安いものが見分けがつきにくいのでオススメ。

※またオススメとしてテーラードジャケットを勧める人も多いが安物とそうでないもの違いが顕著にでるので、個人的には初心者には勧めない。

2.ウルトラライトダウン

ごくシンプルなデザインなため、春先はこれ一枚羽織、冬場は上にコートなどを羽織ることも可能。

3.革ベルト

必ず黒と茶の革ベルト一本ずつは持ちたい。少し難しい事を言えば、このベルトは細身なためどちらかといえば、スラックスのようなパンツ向け。

4.チャッカ―スニーカー

一番のオススメは白ローカットスニーカーだが、現在取り扱いがなかったのでこちらを紹介した。それかチャッカ―ならブーツがオススメだが、こちらもソールや靴紐まで黒で統一してくれているので、これはこれでアリ。

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5.クルーネックニット

ネックの形としては最もカジュアルなものなので、ジーンズと合わせる場合などのカジュアルなシーンにも問題なく馴染む。色は白、黒、グレー、ネイビー等がおすすめ。

6.タートルネックニット

テーラードジャケットやコートを上に着るのが最も合わせやすいが、今回なら首元まであるウルトラライトダウンなどとも相性はいい。

7.ボタンダウン白シャツ

今回紹介できなかった無地白Tと同じくあらゆる場面で万能。襟型はボタンダウンはカジュアルなものなのであらゆるカジュアルコーデで活用できる。

8.Ⅴネックニット

少し難しい事を言えばⅤネックのセーターは少しフォーマルなものになるが、まあ気にしなくていい。下にTシャツなりシャツなりを合わせよう。

 

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9.ブルージーンズ

白シャツや白Tシャツと並んで万能のお助けアイテムで、合わせるアイテムを選ばない。何度も言うがあんまりダメージとか加工が激しいのはNG。

10.リジットジーンズ

要はあんまり洗いがかけられてないジーンズで濃紺色。合わせやすいし履き込むと馴染んできたり自分だけのアジが出てくるので愛着がわく。

11.綿パン

チノパンと同じ意味と捉えてくれてほぼ問題ない(まあデニムも綿やけど…)。とにかく初心者ならジーンズか綿パンの二大巨頭。ってかこれ以外ないと思ってくれていい。色は暗い系の色を集めておけばOKだが、黒がないなら黒は一本欲しい。

12.チノパン

 チノパンっていうとベージュのイメージがあるかもしれないが全然そんな事はない。ネイビーとグレーは一本もっときたい。

 

最後に

オススメアイテム紹介の説明文が、少しわかりづらかったかもしれないが、これがなぜ初心者にオススメなのかを書こうとしたら書こうとした結果なので許してほしい。

だから何も考えずに「何を買えばいいか教えてくれ」って人は説明文に書いてあることは気にせずとりあえず今回紹介したものを買っとけばいい。

なんでこれがオススメなのかをもっと詳しく知りたい人は、今後書いていく記事を読んでくれればわかるはずだから次も是非読んでみてくれ!

 

 

ではこの辺で