最も有効的な花粉対策とは【2019年版】 ※重症患者以外の方は読まないでください
当初の予定では、服装を絡めた軽い花粉対策を紹介しようと思っていたのだが、書いているうちに怒りが込みあげてきて、全く最初の予定とは異なる記事になってしまった。
重症患者である私の花粉についての見解と、半分愚痴の様なものになってしまった。
※本当にかなり辛辣な物言いなのでご注意ください。
世の中にはありとあらゆる花粉対策が存在し、
- 花粉対策メガネ
- 点眼薬
- 花粉対策マスク
- 点鼻薬
- 各メーカー医療機関からの薬
- 漢方薬
- 花粉対策注射
- レーザー治療や舌下治療法
- 静電気防止スプレー
- 綿や麻素材の物を着用する
- 玄関の前で衣類についた花粉を払う
- ガムテやコロコロで除去
- 家に帰ってきたら着替える
- 喫煙や飲酒を控える
- 発酵食品を摂取
- 適度な運動や睡眠
- 空気清浄
- アロマを焚く
- ツボをおす
- カウンセリング
- etc
大きく分けて、
「事前対策」「症状緩和」「メンタルケア」
の3つだ。
そこで気になるのが、花粉症重症患者なら誰もが一度は考える
「結局最も有効的な花粉対策は何なんだ」
という事だ!
結論から言ってしまうと、外界との一切の接触を禁止するという事だ!
「ふざけんな!」とページを閉じるのはもう少しだけ待ってほしい。
何故なら、仮に1年中雨戸まで締め切った部屋で一切の外出をせずに過ごす事が出来るなら、「春夏秋冬」はおろか「昼夜」すら判別不可能ため、花粉症が発症する等という事は、まずありえないだろう。
しかし一般人にとってこれは不可能であり、学校や会社など一切の外出や接触を断つことが出来ないのは勿論分かっている。
ここで逆転の発想をする。
つまり、他者や外界との接触が最も比重を占めるという事だ。
要するに外に出ようが他人と接触しようが、全身を覆う宇宙服のような完全防護服を着用していれば何も問題ないわけで、「事前対策」「症状緩和」「メンタルケア」の3つで言うなら、
ズバリ「事前対策」を徹底的に行うという事だ!
そもそも何故花粉対策が世の中にこんなに存在し、挙句の果てにはカウンセリングなどのメンタルケアまで登場しだしたのかというと、
花粉が目に見えないからだ!
「凄い!空気中の汚れがみるみる落ちていくわ」
と感じる人にとっては、メンタルケアは非常に効果的な治療法と言えよう。
しかし、私の様な疑い深い人間にとっては、「発酵食品を摂取」「飲酒喫煙を防止」「適度な運動や睡眠」「空気清浄」はたまた「薬系」も、これまであまり効果的に感じた事は少なく、(レーザー治療等、高額なもののみ未体験)
「楽になった?のか?」と思う程度。
実際意地汚い事を言ってしまえば、「この薬が一番効いた!」とか「やっぱりプラズマクラスターで空気清浄された部屋は違うわ!」とか言ってる人に、
前者なら、目隠ししてどこのメーカーの物か分からなくしてしまい、他5社の医薬品を服用した結果、一番効果的と言った薬をどこのものか言い当てられるか
後者なら、「空気洗浄された部屋」と「空気清浄されていない他5部屋」を分からなくしてしまったら空気清浄された部屋を見抜くことが出来るか
という実験でもしてみれば面白い結果が出るだろう。
恐らくそういうの類の人には、
「これはドイツの超有名企業が、各分野の権威者や研究者たちを集結し、100億円の予算と度重なる実験の後、歳月にして50年がかりで作られた現代の化学の結晶ともいえる薬で、花粉症を根本から除去する薬です。」
とでも言えば、何の効果もないただの錠剤でも効いてしまうんだろう。
だから、先ほどの文言を見て、「おおー凄そうだ」と思った人や、プラズマクラスターやマイナスイオンなどの効果を本当に実感できる人にとって、最も効果的な治療法は何かと言われれば、メンタルケア系の治療が最善の治療だという事だ。
或いは、「この薬(方法)で一発で直った」という人たちはそもそも症状が軽いのか、飲み始めた時期が良かっただけだと思われる。
例えば、
- その薬(方法)を始めた時期がそもそも花粉の飛散量が少なかった年
- その薬(方法)を始めた時期が4月中旬で飛散量が下り傾向の頃
- その薬(方法)を始めた時期に自分の環境に変化があった
要するに、薬(方法)の効果だけでなく、それ以外の他の原因があったにも関わらず、始めた時期が良かっただけに、その薬(方法)のおかげだと思い込んでいるだけなんじゃないかという事。
少なくとも重症である私が、「この薬(方法)を試したら一発で直った」何てことはなかった。
それはさておき、本題に戻ると
「何故他者との接触や外界との接触を断つ事が一番効果的なのか」
という事だが、これは私自身の経験に基づくものだ。
花粉症を発症したのが小学校低学年の頃で、自宅付近には大量のスギの山があったため、この症状には本当に苦しめられ、上記のいかなる対策を持ってしても症状が緩和される事は殆どなかった。
しかし、大学進学で上京し(東京ではない)て花粉の季節が到来した際に感じたのが
「あれっ?大したことない」という事だ。
勿論症状が全く見られなかったわけではなく、節々に症状は感じられた。しかしこれまでと比較すると症状の重さは歴然。
それも驚くことに、その年の花粉の飛散量が決して少なかったわけではなく、もはやボジョレー・ヌーヴォーのように恒例ともいえるが「去年の3~10倍」とか、「ここ5年で最も飛散量が増えると予想される」とか言われていたにも関わらずだ!
さらに驚くことに、「いかなる対策も無駄無駄そんなのは症状の軽い人に限った話」と半ばあきらめモードに入っていて何も対策をしなかったにも関わらずだ!
勿論花粉症の症状が軽くなるのであれば、これ程うれしい話はなく「何かよくわからんけどラッキー」と思っても良かったのだが、生憎そういう性格ではない。
「今年は何かがおかしい。私は花粉症重症患者の筈だ。」
という考えが拭い去れなかった。
しかし、ひょんなことから(4月中旬~下旬だったかな?とにかくピークは過ぎてたことは確か)実家に帰る用事があり実家で一泊することになった。するとご想像の通り発症。それもいつも通り重度の症状で全く寝付けなかった。
それもたった1日でだ。
上京先でピーク時を過ごしあまり重い症状が発症しなかったにも関わらず、実家に帰った瞬間発症。
これはもう原因は実家にあるとみて間違いない!
実際上京した年に症状が軽くなり、今年の飛散量が少ないわけではないという事から、恐らく「実家周辺」ないし「実家そのもの」に原因があるんだろうなとは思っていたが、確信に変わった瞬間であった。
実際この時の自分の行動をはっきりとは覚えていないが、外に出ているというよりは、少し用事で出かけた程度で、殆ど家の中にいた筈だ。
にも関わらず1日で発症したのは、家の中が既に花粉まみれだったという事だ。
つまり、既に家族の誰かが持ち込んでいたことになり、一人暮らしでないなら残念ながら自分一人が努力しても徹底ガードは不可能という事だ。
そして重症患者にとって更に悩ましいのが、「花粉症の症状が軽い人たち」と「花粉症患者以外」の存在である。
例えば、軽い人たちの中に稀に見られるのが、
「私(俺)いよいよ花粉症かも」
という人たちだ。こんな事を言われてしまえば、あまりいい気はしない。重症患者からすれば、「ん?かも?かもだと(^^)?」と思ってしまうわけだ。
こんな人たちの存在があるから花粉症がいつまでたっても、重病であるという事を認識されにくく、「花粉症なんて今や国民の3人に1人はいるんだから、ツライツライ言うやつは甘え」とか「そんなもん気合で何とかしろよ」とか「大袈裟なんじゃないの」という馬鹿が出てくる。
インフルエンザになったと言えば、当然のごとく会社や学校は休めるし、皆に心配される病であるが花粉症ともなればそうもいかない。
例えば、私は男性のためよくは分からないが「生理痛」なんかも似たようなものだと思っていて、症状が軽い人たちの存在のせいで、本当に痛みが激しい重症の人たちがないがしろにされているものの一つだと思う。
とにかく軽症患者の存在は非常に厄介なもので、2019年現在でも「花粉症は甘え」というふざけた認識の人たちが多数存在する。
花粉症は別名アレルギー性鼻炎といい、れっきとしたアレルギー症状の一つなのだが、こんな認識の人たちが身近に特に家族にこんな認識の人たちがいた場合、非常に危険で平気で花粉を持ち込んだり、ましてや布団を干したりする。
※この布団を干すなどは本当に危険な行為で、花粉だらけの布団で寝ろと言うのは、「猫アレルギーの人に猫に囲まれて寝ろ」というようなもので、「小麦粉アレルギーの人に小麦粉縛りのご飯を出す」のと同程度の危険な行為だ!
先ほど「これで一発で直った」とか軽症患者言たちを少しこき下ろしてしまったのも、
「てめえ達のせいでいつまで経っても理解されねえんだよ!!」
という私の魂の叫びからきてしまったものに他ならない。
また脱線してしまったが、こういう認識が多い現状で自分の身を守るにはどうすればいいかだが、
勿論「他者との接触や外界との接触を断つ事が最優先」だが実質不可能だ。
会社や学校など公共の場や公共の乗り物など、多数の人が存在する場所は上記の認識を改めてくれない限りは、もうあきらめるしかない。
実際に出来る事前徹底対策は、勿論マスクや眼鏡その他もろもろの装備になるわけだが
- 「どこどこのマスクを使ったらかなり良かったとか」
- 「こんな方法でかなり良くなったよ~」
そんな話は何度もいうが彼ら軽症患者の話か、にわかガチ勢での話だけ。我々のような本物の重症患者にとっては都市伝説。
我々が本気で花粉と徹底抗戦を行うなら、例えば・・・
https://item.rakuten.co.jp/mg-corpration/10000071/
最低でも↑画像クラスの装備は必要。
↑こんなのは、にわか達の装備で竹やりで戦車に突っ込んでく様なもの。
↑本当ならこれくらいの装備にしなければ、2秒と持たずたちまち白旗をあげる事になるだろう。
もし、あくまで花粉と装備だけで、徹底抗戦しようとする本気の猛者がいるのであればこれが出勤スタイルという事になる。
普段ファッションを勧める身の私とて、ここまでして徹底抗戦の意思を見せる漢の雄姿を止めるなんて無粋な真似はしない!
実際私にはここまでの勇気がないため、装備は許容できる範囲の物から選ぶことになる。あまり詳しくは書かないが、花粉の粒子はスギならおよそ30μと言われていて、髪の毛の4分の1くらいの大きさだが、0.76μのアレルゲン粒子にも大量に付着していて、これは髪の毛の約156分の1くらいの大きさだから実際あそこまでしても殆ど防ぐのは不可能だ!
ちょっと考えればわかる事だが、良くマスクに「花粉98%カット」とか書いてあるが、本当に98%も防げてるなら外した瞬間死ぬわ!
要するに、装備なんてやるなら全身それも宇宙服レベルの物を覆う以外は我々にとっては気休めでしかないから何を選んでもあまり変わらない。
それよりも実際にやるべき対策は、
「とにかく家の中や寝室だけは徹底的に花粉を入れない様するという事だ!!」
具体的な対策としては、一人暮らしでないなら死守すべきは自分の部屋。
- 気休めの薬も発症前から飲む(ゴメンこれはもう手遅れ)
- 気休めのマスクや眼鏡もないよりはマシだから装備
- 静電気のおきにくい素材を着用する(とにかくウール系やモフモフ系NG)
- リビングなど人が集まりやすい部屋には立ち入らない。
- 自分の部屋に人を入れない
- 自分の部屋に入る前にシャワーやお風呂(可能なら)
- 自分の部屋に入る前に必ず衣服を着替える(重要)
- 部屋着を着る前にガムテかコロコロ処理。(重要)
- 家事担当者に自分の衣服や布団を外に干すのだけはやめさせる
一人暮らしなら死守すべきは家の中か自分が良く過ごす部屋
- 気休めの薬も発症前から飲む(ゴメンこれはもう手遅れ)
- 気休めのマスクや眼鏡もないよりはマシだから装備
- 静電気のおきにくい素材を着用する(とにかくウール系やモフモフ系NG)
- 自分の家に人を入れない
- 自分の家に入る前にガムテかコロコロ処理
- 自分の着ていた衣類をよくいる部屋か寝室以外に収納
- 部屋着に着替える前にシャワーやお風呂
- 家に帰ってきたら必ず服を着替える(重要)
- 部屋着を着る前にガムテかコロコロ処理。(重要)
- 自分の衣服や布団を外に干すのだけはやめる
- 自分の部屋に入る前にシャワーやお風呂(可能なら)
ハッキリ言ってしまうと、重症患者が家の中ないし聖域に花粉が充満てしまうか「部屋着」が花粉だらけになってしまえばもう手遅れ!「症状緩和系」は全くお話にならない。
- 空気清浄系・・・常時作動させてたが気休め程度
- 点鼻薬・・・鉄壁を誇る鼻水防壁が薬の侵入を許さない
- 点眼薬・・・睡眠中に無意識に目を掻きむしり、目薬レベルでは無理
- 目洗浄・・・逆効果な気さえする
- 鼻洗浄(耳鼻科)・・・30分後には元通り
- 鼻洗浄(市販)・・・鼻水防壁の鉄壁の牙城は崩せない
- 鼻スースーステッィク・・・効果はあるよ。鼻水ダムが決壊する前ならね
- うがい・・・鼻とリンクするため、鼻水ダムが決壊した瞬間に手遅れ
- 発酵食品・・・ダイエットにはいいのかもね
- 適度な睡眠や運動・・・健康的になるね
- 飲酒喫煙抑制・・・健康的になるねPart2
- アロマを焚く・・・女子か
- ツボをおす・・・アホか
一応言っておくと試しもせずにこんな批判をしているわけではなくて、例えば発酵食品なら2週間食べ続けてみるとか、一通り試したうえで言っている。
まとめ
- そもそも花粉の飛散量が少ない地域への引っ越す(可能なら)
- 可能な限り他者との接触や外界との接触を断つ
- 服装や装備やグッズうんぬんより「聖域」や「部屋着」の死守に努める
- 症状緩和系は気休めにもならない
- 思い込みの強い人ならメンタルケア系も有効
ではこの辺で