コーディネートの基本

「短足必見!」足長効果の4つのポイントを詳しく解説。【2019年版】

今回の記事では、「短足男子」や「低身長男子」の味方になる足、長効果のあるパンツを詳しく解説していく。

お悩みの方にはチョー絶朗報だから見てってねー。

 

写真で比較

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左 出典 :http://esprit-shoes.com/archives/403 右 出典:https://kakaku.com/fashion/article/wardrobe/P03.html

今回ご登場いただいたのは、「ちょい悪ブーム」の火付け人、メンズファッション界隈の重鎮、干場氏。

もちろん同一人物の二枚の写真になるが、どちらが足が長く見えるかと言われたら、間違いなく右の写真。(角度の問題もある)

 

では「足が長く見えるようにするために、どうすればよいかのか?」のポイントは以下の4つ。

  1. 股上・太もものゆとり
  2. エスト位置
  3. 立体感
  4. どこからどこまでが足か認識させない

もう少し詳しく見ていく。

1.股上・太もものゆとり

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「左の写真」と「右の写真」で、比較すればわかるが青い線より赤い線の方が長い事が分かる。

ただ被写体の倍率もある上に、真正面を向いてくれないと、どこからが「股上」でどこからが「股下」なのか正確に分からない。

それよりもこの両パンツの大きな違いは、太もものゆとりによるものが大きいので、もっとわかりやすい画像を用意した。

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これは全く同じ身長で、被写体の写り方も同じで、パンツの太もも部分のみ太くしたものなので、視覚効果はかなり大きい事が分かる。

※因みに、このポリゴン体の赤い人の股上の長さは、黒い縦線でなく白い縦線の方。(平置きしてあると股上の長さは一目瞭然だが、実際履かれると分かりにくくなる。)

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このポリゴン体はスタイルがいいので、赤い人が短足に見えるわけでもないが、スタイルの悪い人や低身長者なら明らかに見栄えは悪くなる。

この例を極端にすると↓こういう事になるので、「短足こそ俺の強みだ!」という人以外は、こういうパンツを履くのはやめておこう。

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出典:https://store.shopping.yahoo.co.jp/

2. ウエスト位置

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よ~く見ると、少し右の方が「ウエスト位置」が高い事が分かるが、実際殆ど同じに見えた。

言うまでもなく、ウエスト位置は高い方が足は長く見える。これでは分かりずらいのでもう一度ポリゴン体を召喚する。

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これがウエスト位置を変えただけの視覚効果。いかに絶大なものかわかる。

実際自分の事を短足だと思い込んでいる人も、ウエスト位置が低いだけだったりする。(腰履きブームは何年も前に終わったので、腰骨の位置が目安と覚えておこう。)

逆に足が長いと有名なモデルさんも、ハイウエストなだけだったりする。このローラ↓もへその真下までウエスト位置を上げてさらに足長効果を出している。

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 出典:https://mdpr.jp/news/detail/1284497

 

3.立体感

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先ほどの写真では分からないので、画像変更したが同じモデルさん。どちらが足が長くスラっとしているように見えるかと言えば、左側の写真だろう。

左側が足が長く見えるポイントが二つあってその一つが「立体感」

ちょっとこの画像から立体感を感じにくいという人のために、分かりやすくするとこういう感じ。

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左と右は同じ「太さ・長さ」でも平面と立体では、立体の方がスラっと細く長く見える。※一種の錯覚の様なもの

 

では、パンツにおける立体感とは何かを解説すると、

チノ系・スラックス系ならセンタークリース(パンツ中央に見える真っ直ぐなライン、折り目)の有無。

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同じパンツで「センタークリース」がついているか・ついていないかだけの違い。右のほうが細く長く見えるのは言うまでもない。

※先ほどの赤と青の立体もコレ。

 

もう一つデニムにおける立体感とは、「色落ち部分」によるもの。要するに色落ち具合の陰影(グラデーション)で勝手に脳が錯覚しているという事。

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左は真ん中あたりが色落ちしていているのでグラデーションがあり、右はべた塗りっぽく見えてグラデーションがないので、勝手に脳内でこんな風に錯覚しているという事。

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要するに、パンツの立体感にも2種類あって「グラデーションによるもの」「折り目によるもの」があるという事。

 

4.どこからどこまでが足か認識させない

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足が長く見えるのはもちろん右側の方。

どこからどこまでが足か認識させないポイントは色々あるが、これは「足の出どころを隠してしまう」とテクニック。

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左の人は赤い線が大体の足の長さと認識できるが、右の人は青い線がどこまで続いているか分からないから、もっと長く見える。

しかし、ただ隠せばいいというわけではなく、例えばこの二人だと、

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左の人は、赤い線くらいか足の長さかな?と想像がつくが、右の人は分からない。

何故かと言うと、「ズボンのチャック」「ポケットの存在」が確認できると、大体その近辺にウエストがくることが感覚的に分かってしまうから。(左の人はチャックやポケットがチラッと見えるが、右の人は全く分からない。)

※実はもう一つ右の人は細かなテクニックを使っていて、ジャケットのくびれ位置を高く大きいものにする事で、視線が上に誘導され、腰があのあたりと錯覚させている。

 

次に「形(シルエット)」で足がどこまでか分からなくする方法を解説する。

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(左テーパード 右ストレート)

どちらも足の長さは同じであるにも関わらず、左は足の長さが赤い線くらいに見え、右は青い線くらいに見えてしまう。

これがシルエットによる違いで、左のパンツはズボン~靴までの区切りが分かりにくいのに対し、右はズボン~靴までの区切りが分かりやすくまるで、「ここまでが私の足の長さですよ」と教えているようなもの。

テーパードシルエットが美脚と言われるのは、ズボンから靴までがまるで一体になっているように見えるからだ。

 

最後に「色」で足がどこまでか分からなくする方法を解説する。

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(左 同色靴下 中 靴下ナシ 右 靴の色違い )

一番足が長く見えるのは、もちろん左だ。

原理は先ほどの「形」とよく似ているが、靴下まで同色にすると、よりパンツ~靴までの流れに一体感が生まれ足が長く見える。

対して右は、先ほどの「形」と同じくパンツ~靴までの流れに一体感がないため「ここまでが私の足の長さですよ」と教えてくれているようなものだ。

しかし、実際「パンツ・靴下・靴」を同じ色にするのは色が限られてくるので、靴下だけでも同じ色にするか、靴だけ同じ色にするなどがオススメ。

 

最後に

  1. 股上・太もものゆとり
  2. エスト位置
  3. 立体感(折り目・グラデーション)
  4. どこからどこまでが足か認識させない(足の出どころを隠す・形・色)

の4つのポイントを解説したが、あくまで足を長く見せるにはどうすればいいかというのを解説したものだけであって、こうしなきゃダメと言うわけではない。

これらを全て取り入れれば、足長効果は絶大だが、同時に快適さは失われる。

だからオススメは、全てを取り入れるのではなく、快適さを損なわない程度に一部を取り入れる事だ。

 

 

ではこの辺で