コーディネートの基本

脱ファッション初心者 ⑤ 正しい買い物のための3つのステップ 【2019年版】

今回の記事ではファッション初心者が間違いがちな「買い物の仕方」を正しく矯正矯正するための3つのステップを紹介していこうと思う。

まずファッション初心者がやってしまいがちな失敗で最も多いのが、

  • 「買ったのに着ない」
  • 「1~2度しか着なかった」

これは初心者だけにとどまらず誰もが一度は経験しているかと思う。

 

これは本当にもったいなくて、

 

  • 趣味
  • 交際費
  • 食費
  • etc

にもお金を回したいならこの浪費は非常に痛い。

 そこで今回絶対に失敗しないための3つのステップを紹介する。

 

 

 

ステップ①自分の武器を把握する

このステップでやることは至って単純。

ズバリ「断捨離だ!」

 

そもそも何故買い物で失敗してしまうかというと、自分が何を持っているかをしっかりと認識していないから…

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この諸悪の根源のサイクルが生まれ、結局着ないまま箪笥の肥やしに…なんて事になる。とにかくこのサイクルを断ち切らないうちには、いつまでたっても買い物で失敗し続ける。

 

断捨離の方法は至って簡単。

「1年以上着ていないアイテムは全てサヨナラだ!!」

 

「でも捨てちゃったら…もしかしたらいつか着る機会があるかもしれないし…」

と思うかもしれないから言っておく。

「いつか」「もしも」の場合を考えるのではなく、身近に起こりうる損失の大きさを考えるべきだ!

 

ハッキリ言って1年という期間着なかった服というのは、何かしら理由があって着ていないのだから、今後着る可能性は99%ない。

実際かくいう私も「これ高かったしなぁ」とか「これあの頃よく着ていたなあ」とか考えて捨てられなかった時期があるが、よくよく考えたら結局着ない。

 

この記事を最後まで読んで心当たりがあるのなら、「確かにその通りだなぁ」「ためになったなぁ」で終わるのではなく、

  • 誰かにあげる
  • 売りに行く
  • 実家に送り返す
  • 捨てる

など何でもいいからとにかく着ないアイテムは処分して手元に置いておかない様にしてくれ!

 

実際処分してみると、大なり小なり自分の好みのアイテムというのが見えてくる。これは本当に大事で、結局自分が着るアイテムというのは好みのアイテムという事が殆どだ!

 

例えば、私は青系のアイテムが好みだから必然的に、サックスブルーからネイビーまでの様々な青系アイテムがおおくなる。

すると主色が青系だから副色は、青系と相性のいいアイテムである「ホワイト」や「グレー」や「ブラウン」のアイテムが青系の次に多くなる。

…というように自分の好みを把握したならば、次にどんなアイテムを買えばいいのかというのも自然と見えてくる。

 

もし選別して残ったアイテムがバラバラで全く共通点が見つからないというのであれば、それは非常にまずいから、これを機会に直していこう。

例えば、

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出典:https://right-on.co.jp/?g=Mens

↑こんなアイテムが選別後に残ったのなら非常にまずい!

 

アイテムに関しては、脱ファッション初心者①アイテム選びでも言ったが、

  • 変な英字プリントのTシャツ
  • 折り返したらチェックのアイテム
  • 一部だけ色の違うアイテム
  • 余計なデザインのアイテム

これらを処分後に残すのはやめてくれ!人の好みをあまり否定したくはないんだが、これだけはマジでダサい!

詳しくは↓

mrcoordinater.hatenablog.com

 

色に関しては、脱ファッション初心者②色使いでも書いたが、「白」「黒」「グレー」「水色」「ブルー」「ネイビー」「茶」「ベージュ」の8色の中で好きな色を決めてくれ。メンズの服というのはこの服が殆どだ。

※一応言っておくが、赤とか黄色とか緑とかの色で決めては絶対にいけない。なぜならそれらの色は殆ど売っていないし、合わせる色も選ぶのが難しいからだ。

詳しくは↓ 
mrcoordinater.hatenablog.com

 

もし処分したら使えるものが一切なくなったというのなら、↓

mrcoordinater.hatenablog.com

 

 

まとめ

  • 1年間着なかったアイテムとヤバいアイテムは処分
  • 自分の好みを把握する

 

 

ステップ②自分の予算を決めておく

これも非常に大事で、自分が使えるお金の中からどれだけ払っていいかというのを決めておくことで「予想外の出費」や「衝動買い」を抑制することが出来る。

より細かい方が望ましいが、そこまですると家計簿とかそういった類の物をつけなければいけないから、アバウトに半年で5万までとかそんな程度でいい。

しかし、アイテム毎の予算は決めておくと便利だ。

 

例えば、私の場合なら

  • アウター・・・20,000~100,000円
  • トップス・・・2,000円~30,000円
  • ボトムス・・・20,000~35,000円
  • 下着・・・2,000円~5,000円
  • 靴・・・5,000円~70,000円

もう少し細かく言えば、

  • レザー系・・・50,000円~100,000円
  • テーラード・・・70,000円~100,000円
  • ニット系・・・30,000円~40,000円
  • Tシャツ・・・2,000円~5,000円
  • シャツ・・・15,000円~30,000円
  • スニーカー・・・8,000円~30,000円
  • 革靴・・・30,000円~70,000円

とこんな感じだ。

 

初心者にとっては高いと思うかもしれないが、この金額は私の考えに基づく一つの答えでどちらかというと私はかなり金額にシビアな方だ。

一度大きな買い物をしたら3か月ぐらいは何も買わない事はザラだ!

勿論これより安いものも買えば、高いものを買うときもあるが、着用頻度が多いのはこれ位の価格帯という事だ!

 

つまり私の場合、5,000円くらいのシャツを買ったとしても、あまり着ないという事になりこの5,000円は無駄金だ!

逆に300,000円ジャケットなんか買った日には、汚したくないからと大事に扱いすぎてあまり着用しない事になりこれも無駄金だ!

 

この無駄金をなくすのがアイテム毎の予算というわけだ。

勿論一度予算を決めたならその予算から大きく乖離するアイテムを買ってはいけない

 

予算の金額は別に個人の満足できる質が手に入るならいくらでもいい。

例えば、

  • アウター・・・8,000円~20,000円
  • トップス・・・3,000円~8,000円
  • ボトムス・・・4,000円~15,000円
  • 下着・・・1,000円~3,000円
  • 靴・・・4,000円~20,000円

こんな感じの予算でももちろんOKだ!

しかし、だからと言って極端に安いのはダメで、アウターで5,000円なんて無茶苦茶な予算を組んでしまえばGUでも殆ど買えない事になる。

 

出来ればオススメは自分が無理しない程度で高い方が良い。

何故なら…「人は払った代償が大きいものほど大切にするからだ」

 例えば、

  1. 悩みに悩んで「ああ高い…でも欲しい…いやでも高い…でも欲しい…良し買うぞ!!」と購入したジャケット
  2. 特に買うつもりはなかったが50%OFFで安かったから購入したジャケット

1と2を比較した時にどちらを大切にするかというのは言うまでもなく、着用機会が多くなるのも必然的だ。

 

これは個人が払った代償という事になるので人によっては、それが1万円かもしれないし10万円かもしれない。

しかし問題はそういう事でなく着用頻度が高いのであれば、その1万円や10万円は無駄じゃなかったという事だ!

 

という事を踏まえて、アイテム毎の予算を決める上でもう一つアドバイスすると、長持ちする物やアイテムを買うときは値段の予算をあげてもいいという事だ!

 例えば、

  • 「レザージャケット」や「ジーンズ」なんかは、少しくらい汚れてもかえってカッコよくなったりするが、「白シャツ」や「白Tシャツ」なんかは黄ばんだ時点でおしまいなので、必然的に必然的に前者が着用機会が多くなる。
  • 同じレザージャケットでもフェイクレザーは2年もすればボロボロにはがれてくるが、リアルレザーのジャケットならそんな事はなく5年は着れる。
  • ダウンなど着用期間限定のアイテムより、オールシーズン着用できるようなアイテムの方が着用機会が増える。
  • 流行りもののとがったデザインよりも、普遍的なデザインの物の方が長い期間の着用が期待できる。

こんな感じで、着用機会の多いものは少し高く予算を設けると良いだろう。

 

こうして考えれば、実は私の設けた予算も決して高いわけでなく、他の多くの人が1シーズンで着て捨てるものを5,000円で買っているとしたら、私は50,000円のものを5年着るので、総合的なコスパ(1回あたりの着用値段)で判断するなら私の方がむしろ安く上がっているだろう。

 

因みに、これまでの条件を盛り込んだコスパが良さそうなものでも例えば、

  1. オールシーズン着用可能
  2. 少しくらい汚れてもOK
  3. 流行りに左右されない普遍的なデザインや形
  4. 自分にとって少し高いくらいと思う金額

 こういう条件のアイテムがあってとしても、貴方がこのアイテムを好きじゃなかったら結局着用しないから意味がないので注意しよう!

だからこそステップ①で断捨離して自分の好みを把握する必要があるという事だ!

 

 

まとめ

  • アイテムごとの予算を設ける
  • 直接的な値段でなく着用頻度で考える
  • 予算から大きく離れる価格の物は安すぎても高すぎてもダメ

 

ステップ③買うアイテムをあらかじめ決めておく

買い物の失敗で一番多いのが圧倒的にこれで、買うアイテムをあらかじめ決めていないからだ。

 

あらかじめ買うものを決めておかないとどんな事が起きてしまうのかというと、

  • あれもこれもと色々と衝動買いしてしまう
  • 店員さんに勧められるがまま買ってしまう
  • ふらふらとあらゆる店を回った結果、よくわからないものを買ってしまう

 などの事が起きてしまう。

 

これらが完全な悪かと言われれば、確かに悪い事ばかりではないかもしれない。

その場での欲求は満たされるかもしれないし、いくつかは実際使えるかもしれないが、殆どの場合残るのは後悔とゴミの山だけだ。

 

とにかく買うものを決めておかないと、様々な誘惑から予想外の出費になる事が多い!

  • 「春物を買いに行こう」は大きな間違い
  • 「アウターを見に行こう」も間違い。
  • ジーンズを買いに行こう」が正しい。

もう少し細かく言えば、「ステップ②で決めた自分の予算で」、「自分の手持ちのアイテムや好みを把握したうえで」「手持ちのアイテムに合うアイテムをピンポイントで」買いに行くことが正しい。

 

これが出来れば、「買ったはいいが着なかった」なんてことは絶対に起こらない!

 

さらっと言ったが、自分の手持ちのアイテムに合うか考えるというのは本当に大事で、最低でも3コーデは考えた方が良い。

1コーデしか考えられないのであれば、そのアイテムは着用頻度が低くなることが明らかだから高い買い物はやめた方が良い。

例えば、こういった「ボルドーのニット」が欲しい場合こんな風に考え(それ以外は自分のアイテムと考える)

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― 自分がやりそうなコーデ

ー 恐らく自分がやらないコーデ

ー まず自分がやらないコーデ

 最終的に靴までの線で考え、赤い線が4本あるのでこの「ボルドーのニット」は買っていいという事になる。

しかし、この中で「茶スウェードのチャッカ―ブーツ」をもっていなかったとすると…1コーデしか自分がやりそうなコーディネートは存在しないため、この「ボルドーのニット」を買う事は断念した方が良いという事だ。

 

だから店員さんに勧めてもらう事はオススメしない。なぜなら貴方が持っているアイテムを正確に把握しているのは貴方だけだからだ!

他にも、「その色(デザイン)よくお似合いですよ♪」と言われても、自分の好みでなければ絶対に買ってはいけない。箪笥の肥やしに直行だ!

※毎回私の記事でユニクロを他より推しているのも近くにあるから、店自体が多いからすぐに買いに行けるし店員さんが声をかけてこないから、推しに弱い人も安心だからだ。

「いやいや、何買っていいか分からないから店員さんに聞くんだよ」

という君は、ステップ①でリンクを貼った「ファッション初心者が絶対に買うべきアイテム17選」の中から持ってないのを買えばコーディネートも載せてある。

 

とにかく、着用頻度で考え「新鮮さより安定感だ!」

 

車とかPCとか家電とか大きな買い物するときに下調べするのと同じで、服も何度も何度も無駄遣いしていたら、家電程度の額は軽くにドブに捨てる事になるから絶対に下調べをして何を買うか決めてから行くんだ。

 

それでもどうしても出先で急に買い物に行くようなこともあると思うから、特別に裏技を教えておく。

「自分のアイテムを写真で撮ってスマホに保存しておくんだ。」

この時のポイントとしては、色がより鮮明に分かるように夜の蛍光灯の光で撮るのではなく、昼の太陽光のもとで撮るんだ。「アウター」「トップス」「ボトムス」「靴」の写真を撮って残しておくと今後非常に便利だ。

 

まとめ

  • 自分の「アイテム」「好みの傾向」を把握したうえで、自分が着用頻度が高くなりそうなものを予め決めてから買いに行く。(目安は3コーデ以上組めるか)
  • 予想外の買い物に備えて自分のアイテムをスマホに保存して残しておく

 

 

総まとめ

  • 1年間着なかった服や、ヤバい服にサヨナラを告げる
  • 自分の好みの傾向を把握する
  • 着用頻度を考えアイテム毎に予算を決める
  • 予算から大きく離れる価格の物は安すぎても高すぎてもダメ
  • 自分の「アイテム」「好みの傾向」を把握したうえで、自分が着用頻度が高くなりそうなものを予め決めてから買いに行く。(目安は3コーデ以上組めるか)
  • 予想外の買い物に備えて自分のアイテムをスマホに保存しておく

 

 

 

ではこの辺で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…間違ったアイテムでも躊躇せずに着てしまうからファッション初心者なのかもしれない…